ゴルフ場の予約を済ませ、ラウンド中の最低限のマナーとルールを覚えたら、いよいよラウンドする日をわくわくしながら待ちましょう。
ラウンド前日の晩は寝坊をしないためにも、また体力を温存するためにも十分な睡眠時間をとった方がよいのですが、多くの人が興奮のためかなかなか寝付けなくなるようです。目が覚めたらいよいよ待望のラウンドです。ここでは一般的なゴルフ場での流れを見てみましょう。
●ゴルフ場へ向けて出発
出発前に忘れ物がないかよく確かめましょう。前日に家で練習していたパターを放置したままといったことはありませんか？
ゴルフ場へは車で向かうことがほとんどだと思いますが、朝の渋滞時間にかち合うと予想外に時間がかかりますので余裕をもって出発するようにします。スタート時間の１時間前くらいには到着するようにし、万一不測の事態で遅れそうなときにはすぐにゴルフ場に連絡をしてスタート時間をずらしてもらえないか確認しましょう。このためにもゴルフ場の電話番号は控えて持っておいた方がよいです。
●到着したらまずはフロントへ
ゴルフ場に到着したら、車をクラブハウス入り口周辺に停車しキャディバッグやボストンバッグなどを降ろします。通常は係の人がいて車から降ろしてキャディバッグはそのままコースへ運ばれ、ボストンバッグ類は入り口周辺の荷台に置いてくれます。同乗者がいればここで降ろして、車を駐車場に移動して駐車します。そして入り口で自分のボストンバッグなどを持って、フロントへ向かいます。なお、入場時に夏季以外はブレザー等の上着の着用が必要なゴルフ場もありますので、どちらか分からなければ必ず着用して入場しましょう。フロントでは「ビジター用」のカードに住所・氏名等の必要事項を記入してロッカーキーを受け取ります。以後ゴルフ場内では、ロッカーの使用時以外にも飲み物の購入や食事の支払い等をすべてこのロッカーキーの番号ですることとなります（自動販売機を除く）ので、無くさないように大切にして下さい。現金は必要ありませんので、財布等を貴重品ボックスに入れるか、ボックスが無ければフロントに預けるようにします。
●ロッカールームで着替える
ロッカーキーに付いている番号と同じ番号のロッカーに荷物を入れてゴルフウェア・ゴルフシューズに着替えます。
●キャディーマスター室へ
着替え終わったらコースに向かいます。通常クラブハウスを出てすぐにマスター室があり、スコアカード・鉛筆・マーカー・グリーンフォークが置いてありますので必要な物をもらっておきます。
●軽めにショットの練習をする
スタート前に練習をしましょう。本格的に打ち込むのではなく、簡単なチェックポイントだけを確かめる程度にしておいた方がよいです。練習ボールはコインを入れて貸し出される方法が一般的です。コインは通常マスター室でサインをして購入しますが、練習場の近くにある受付小屋で扱っている場合もありますので、分からなければマスター室で聞いてみてください。マスター室周辺にキャディーバッグが届いていると思いますので、練習場へは１W・５W・７I・AWなどの組み合わせで３〜４本のクラブを持って行きましょう。
●パッティング練習をする
次にパットの練習をします。まれにショットの練習場がないゴルフ場はありますが、練習グリーンはどこでもありますのでここで練習します。練習グリーンはその日のコースで使用するグリーンと同じコンディションになっていますので、ここでしっかりとタッチをつかみましょう。
●いよいよスタート
スタート時間の10分前にはスタートホールに向かいましょう。OUTスタートなら１番ホール、INスタートなら１０番ホールがスタートホールです。セルフプレーの場合はマスター室前から自分のキャディーバッグの積まれたカートに乗って向かいます。前の組がすでにティーショットを打っても届かない地点まで進んでいればすぐにスタートできますが、まだ近くにいたら静かに待ちましょう。ここでくじ引きかじゃんけんでティーショットの順番を決めておきます。ここでの注意点はティーグラウンド以外で素振りをしないようにすることです。自分の順番がきたらいよいよスタートです。
●ハーフを終えたところで昼食
ハーフの９ホールを終えると一旦昼食のための休憩となります。カートを降りたところで係の人が後半のスタート時間を伝えてくれます。レストラン入り口のスタンドに帽子を掛けて、空いているテーブルに着席します。昼食代はホテルのルームチャージと同じ形式でロッカー番号を記入してサインで済ませますのでうっかりサインを忘れないように注意しましょう。
●後半の９ホールへ
後半のスタートホールへもすこし時間の余裕をもって向かいます。スロープレーで後半の組に迷惑をかけないようにてきぱきと行動するように気をつけてがんばりましょう。
●ラウンド終了。お疲れさまでした
１８ホールを終えてマスター室前に戻ってきたら、カート内に忘れ物がないか、キャディーバッグに自分のクラブが全部揃っているかを確認しましょう。クラブが全て揃っていることを確認したら、サインと引き換えにキャディーバッグの引換券を貰います。これは帰り際に出口近辺で自分のキャディーバッグを貰うのに必要となりますので大切に持っておいてください。
●ロッカールームで荷物を持ち浴場へ
ロッカールームに戻って、スリッパに履き替え着替えの入ったボストンバッグを持って浴場へ行きます。ゴルフ場のお風呂は大きいですので、ゆったりと浸かって当日の疲れをゆっくり癒しましょう。浴場をでたら、スリッパから自分の靴に履き替えるのを忘れないようにしましょう。
●フロントで清算をする
お風呂から出たら、フロントでロッカーキーを返してプレー代金の他、昼食代などサインで済ませたものをすべて清算します。財布などを預けておいた人はその前に返してもらっておきましょう。支払いはほとんどのゴルフ場でクレジットカードの使用も可能です。
●キャディーバッグを受け取って帰路へ
クラブハウスを出る前に引換券を係の人に渡してキャディーバッグを受け取ります。荷物や同乗者をクラブハウス前に置いて、駐車場の車を回して積み込んだらゴルフ場をあとにします。前日の睡眠不足や当日の疲れで眠気を感じやすいので適度に休憩をとって安全運転で帰りましょう。
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